- この記事の要約(2025/11/24時点)
- この記事について
- ダイジェスト版
- カードリーダー特別警告:致命的不具合リスク
- スマートカード認証の厳格化:影響範囲とリスク比較
- 1. 業務利用PC(顧客・社内認証)への致命的なリスク
- 2. 個人利用PC(マイナンバーカード)への影響
- 【付録】影響を受ける可能性のある代表的なカード/USBデバイス
この記事の要約(2025/11/24時点)
※ この要約はGoogle Geminiを利用して作成されました
2025年11月定例更新(KB5068861)後、Win10 ESUのインストール失敗は緊急KB5072653で解決に向かいました。しかし、Windows 11ではセキュリティ強化(KSP強制)によるSmart Card認証トラブルが継続。さらに、グラフィック競合による画面暗転が新たな主要トラブルとなり、UIカスタマイズツールとの競合リスクも依然として残っています。
本記事は、これらすべてのリスクと回避策を追跡した最終レポートです。
※ 記事は「【不具合追跡】2025年11月26日 プレビュー更新後の不具合状況推移」に引き継がれます。
この記事について
この記事は、2025年11月12日に配信されたWindows Update 定例更新(Patch Tuesday)について、既知の不具合、未報告の問題、そして今後発生しうる障害の予測に特化して解説するものです。
各記事の期間は、基本的に次回の定例またはプレビュー更新が提供されるまでとなり、新規記事に移行されます。
なお、更新プログラムの「新機能」や「修正内容の詳細」については、別途公開している月例KB詳細記事をご覧ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象KB | Win11 (25H2/24H2): KB5068861 Win10 (22H2 ESU): KB5068781 |
| キーワード | Windows Update, 不具合, 障害, 既知の問題, 予測, 解決策, 2025年11月, Windows 11, Windows 10 ESU, Smart Card, KSP, KB5068861, タスクマネージャープロセス残留 |
| 最新情報更新日 | 2025/11/12…初版公開
以下情報追加 2025/11/20:【緊急修正版KB5072653配信】Win10 ESU登録失敗とWin11再起動不具合の続報 2025/11/17 09時30分:【新規特定】Chrome画面暗転が多発。M/B基盤の古さなども影響か? 新たな障害の状況(2025年11月14日07:00時点) |
ダイジェスト版
テキスト版ダイジェスト(2025/11/24時点)
2025年11月定例更新(KB5068861)は、セキュリティパッチに加え、Smart Card認証のKSP強制という重要なポリシー変更を適用しました。これにより、マイナンバーカードや業務用USBトークンなど、ミドルウェアが古い環境で認証失敗の極めて高いリスクが発生しています。
Win10 ESU環境では、認証失敗の救済策となる緊急KB5072653が既に配信されました。この記事では、この認証障害リスクへの緊急対策と、Win11で継続中のタスクマネージャープロセス残留や再起動不具合といった最新の障害状況をまとめています。
特に、年末調整や業務でPKI認証を利用する方は、本文の「カードリーダー特別警告」セクションを必ずご確認ください。
このブログのスタンス:速報性と予防効果を最優先する理由
当サイトのトップページにも記載していますが、改めて、私たちの情報発信における最も重要なスタンスについてお話しさせてください。
このサイトではWindows Update情報や、Winの不具合情報などを発信する上で完全な正確性より、速報性や予防効果に重きを置いているなどいくつかの注意点があります。
これは、単なる免責事項ではありません。読者の皆様のPCを深刻なトラブルから守るために、私たちが最も大切にしている編集方針です。
カードリーダー特別警告:致命的不具合リスク
発生した場合のリスク/影響が非常に大きいため、特別警告として掲載します。対応が済んでいるかの確認を非常に強く推奨します。
スマートカード認証の厳格化:影響範囲とリスク比較
| 項目 | Windows 10 (22H2 ESU) | Windows 11 (24H2 / 25H2) |
|---|---|---|
| セキュリティポリシー | KB5068781により、KSP(新しい方式)の使用が強制される。 | OS基盤にKSP強制ロジックが標準搭載されている。 |
| リスクの根源 | 古いCSP(暗号化サービスプロバイダー)に依存した認証ミドルウェア。 | 古いCSPに依存した認証ミドルウェア。 |
| 業務停止リスク | 高リスク。認証失敗は、確定申告や顧客取引の停止に直結する。 | 高リスク。最新OSへの移行後も、古いミドルウェアは認証に失敗する。 |
| 影響を受ける機器 | JU認証用USBトークン、マイナンバーカード、古い認証ミドルウェア。 | JU認証用USBトークン、マイナンバーカード、古い認証ミドルウェア。 |
| 最優先の解決策 | 認証システム提供元からの最新ドライバ・ミドルウェアの適用が必須。 | 認証システム提供元からの最新ドライバ・ミドルウェアの適用が必須。 |
—
1. 業務利用PC(顧客・社内認証)への致命的なリスク
緊急対応ステップ(業務PC向け)
- 認証アプリケーションのベンダーに対し、「Windows 10 ESU環境およびKSP強制モードでの動作保証」を緊急確認してください。
- 確認が取れるまで、当該PCへのKB適用を延期するか、代替PCを用意してください。
2. 個人利用PC(マイナンバーカード)への影響
安全対策ステップ(個人PC向け)
- クライアントソフトの更新: 公的個人認証サービスポータルサイトなどで、利用者クライアントソフトが最新版であることを必ず確認し、更新してください。
- リーダーのドライバ更新: お使いのカードリーダーメーカーのサイトで、最新ドライバを確認・適用してください。
【付録】影響を受ける可能性のある代表的なカード/USBデバイス
本文
1. アップデート適用前の準備と心構え
Windows Updateには、予期せぬ不具合のリスクが常に伴います。アップデートを適用する前には、必ず万全の準備を行い、ご自身のPCとデータを守るための「自衛策」を講じてください。
具体的な準備の手順については、以下のまとめ記事で詳細に解説しています。アップデート作業を開始する前に、必ず一度ご確認ください。
最低限、以下の3点は必ず実施するようにしてください。
- システムの復元ポイントの作成
- システム全体のイメージバックアップの取得
- BitLocker回復キーの確認と保管
2. Microsoft公式発表:今月の「既知の不具合」
Microsoftが公式に認めている、今回の更新プログラムに関する既知の問題は以下の通りです。
2.1. Windows 11 Version 25H2・24H2 (KB5068861) の既知の不具合
KB5068861は、先月のプレビューKB5067036の内容を統合しています。プレビュー版から引き続き、以下の問題が公式に既知の問題としてリストされています。
- 問題1:タスク マネージャーのプロセス残留問題
- 現象: タスク マネージャーを[閉じる]ボタンで終了すると、プロセスが完全に終了せず、バックグラウンドに残留し続けることがあります。これにより、時間の経過とともにシステム リソースが消費され、デバイスのパフォーマンスが低下する可能性があります。
- 回避策/状況: Microsoftは本KBのリリース時点でも問題を調査中であり、現時点での解決策は、タスク マネージャー内で残留プロセスを手動で終了させるか、管理者コマンドプロンプトで
taskkill.exe /im taskmgr.exe /fを実行することです。
※以前から問題となっていたファイルエクスプローラーのプレビュー不具合や、IISのHTTPエラーなどは、今回のKBで修正が適用されたため、既知の問題リストからは削除されました。
2.2. Windows 11 Version 23H2 (サポート終了) の既知の不具合
Windows 11 Version 23H2 はサポートが終了したため、本バージョン向けの新たな更新プログラム(KB)はありません。
2.3. Windows 10 Version 22H2 (ESU) (KB5068781) の既知の不具合
KB5068781は、ESUに正しく登録されたデバイスに誤って「サポート終了」メッセージが表示される問題を解決するため、このKB自体には新たな既知の問題は公表されていません。
現在、Microsoftはこの更新プログラムに関する新たな既知の問題を公表していません。
公式情報ページ
KBの公開直後であるため、以下のMicrosoft Release Healthページで最新の状況をご確認ください。
3. 本サイト独自の障害予測
3.1. Win11 (25H2 / 24H2) で発生する可能性のある障害 (KB5068861適用後)
- 厳格なネットワーク環境におけるHTTP通信エラーの発生
- 【予測の根拠】: KBには「HTTP.sys要求パーサー」をRFC 9112標準に厳格に準拠させるための修正が含まれています。この変更は、厳格なファイアウォールやプロキシの背後にある企業環境で、古いWebサービスや内部システムが使用する非準拠なHTTPリクエストが拒否されるなど、予期せぬ通信エラーを引き起こす可能性があります。
- 入力デバイスやグラフィックタブレットの不安定化
- 【予測の根拠】: ペンと手書き入力API (microsoft.ink.dll) の不具合修正が含まれています。入力スタックや関連ライブラリの変更は、グラフィックタブレット、特殊な入力デバイス、あるいは古いオーディオインターフェースなど、低レベルなドライバに依存する周辺機器の認識や動作に、副作用として影響を与える可能性があります。
- タスクマネージャーのプロセス残留が原因のシステム不安定化
- 【予測の根拠】: タスクマネージャーのプロセス残留は既に既知の不具合です。このバグを抱えた状態でカーネルの再構築(セキュリティ更新)が行われることで、メモリが少ない環境やリソースを多く消費するアプリを使用中に、予期せぬフリーズやアプリのクラッシュなど、症状が間接的に悪化する可能性があります。
3.2. Win10(22H2 ESU)で発生する可能性のある障害 (KB5068781適用後)
- Smart Card認証の失敗、または認証遅延
- 【予測の根拠】: このKBは、セキュリティ強化のため、RSAベースのスマートカード証明書に対して古いCSPではなく、新しいKSPを使用することを強制します。この認証プロセスの厳格化により、古いバージョンのサードパーティ製セキュリティソフトウェアや、長期間更新されていないスマートカードリーダーのドライバとの間で、互換性の問題が発生し、認証に失敗したり、時間がかかったりする可能性があります。(企業環境で特に注意)
- インターネットからダウンロードしたファイルのプレビュー無効化による混乱
- 【予測の根拠】: エクスプローラーがインターネットからダウンロードされたファイルのプレビューを自動的に無効化するセキュリティ機能が導入されました。これにより、ユーザーは安全なファイルであっても意図せずプレビューができなくなり、「ファイルが見えない」という混乱や、カスタムファイル管理アプリとの間で互換性エラーが発生する可能性があります。
今回の予測の妥当性検証(2025年11月24日時点)
1. 非常に妥当性が高かった予測(大的中)
2. 部分的に的中した予測と、顕在化した新たな障害
最終総括
今回の追跡期間の最大の教訓は、**「Microsoftのセキュリティ戦略の変更は、常に、認証システムやインストーラーといったPCの根幹にまで影響を及ぼす」**という点です。当サイトの予測は、特にSmart Card認証に関するリスクを極めて正確に指摘し、読者への事前警告として有効に機能しました。
4. 配信直後の初動レポート
【参考】一般配信前のインサイダー版での不具合概況
正式提供直後の動向 (2025/11/12 08:40 時点)
一般ユーザー向けに配信が開始された直後の状況です。
Windows 11 (25H2 / 24H2)
- インストールは順調に進行している模様です。現時点で、起動不能や広範囲な致命的クラッシュといった緊急性の高い障害報告は確認されていません。
- 報告は主に、KB適用後のUIカスタマイズツール使用PCから「やはりクラッシュした」という内容に集中しています。
- 新機能(スタートメニューのカテゴリビューなど)が、KB適用後に2回目の再起動で自動的に有効化されたという報告が増えており、機能統合は順調に進んでいると見られます。
Windows 10 Version 22H2 (ESU)
- ESUライセンスが有効なデバイス向けに、KB5068781の配信が開始されています。
- これが最初のESUセキュリティKBとなるため、ESUへの登録が正しく行われているかを確認するユーザーからの質問がコミュニティで増えています。現時点では、インストール自体が失敗したという広範囲な報告はありません。
5.【時系列】その後の不具合報告と動向(追跡分)
2025/11/24 09時55分:【最優先警告】次期プレビュービルドで「スリープ復帰時フリーズ」が広範囲で発生中
今回、2025/11/20よりの大きなニュースはありません。
記事は「【不具合追跡】2025年11月26日 プレビュー更新後の不具合状況推移」に引き継がれます。
なお、次期プレビュー更新(11月26日配信予定)のテストビルドにおいて、KB5068861とは異なる、広範囲なシステムフリーズ問題が報告されています。この問題は、11月定例更新後の安定化を望むユーザーにとって、極めて重要な警告となります。
1. 新たに確認された重大な懸念事項(次期KB関連)
- スリープ復帰時のシステムフリーズ: Build 26100.7171などの最新インサイダービルドで、Intel、AMD、Qualcomm Snapdragonを含む広範なデバイスでシステムがフリーズし、応答不能となる事例が多発しています。
- UI操作系の信頼性低下: スタートメニューがクリックで開かない、通知センターが開かないなど、操作系の基本的な不具合が一部で確認されています。
2. 継続中の問題とハードウェアの関連性
- タスクマネージャーのプロセス残留: 10月KB以来のこの問題は依然として継続中です。
- 【要注意】電源管理の脆弱性: スリープ復帰時のフリーズ問題は、Modern Standbyに対応しているノートPCや、電源ユニット(PSU)の電力供給が厳格化されたOSの要求に追いついていないPCで顕著に発生しています。
- 対策の必要性: このフリーズ問題の発生率を避けるため、次期プレビュー版の適用は絶対に避けるべきです。また、問題の解決にはM/BファームウェアやAMD Chipset Driverの最新版への更新が不可欠です。
2025/11/20:【緊急修正版KB5072653配信】Win10 ESU登録失敗とWin11再起動不具合の続報
KB5068861の配信後、Windows Updateに関連する二つの大きなトラブル(Win10 ESU登録失敗とWin11の再起動不具合)が発生し、Microsoftは緊急の対応を行いました。この日の最も重要な情報は、Win10 ESU向けの修正パッチ KB5072653の公開です。
1. Windows 10 ESU(KB5068781)の障害と緊急修正
- 問題の経緯: ESU対象環境(商用・コンシューマー)で、最初のESUセキュリティKB(KB5068781)がエラーコード
0x800f0922などでインストールに失敗する問題が多発しました。 - 修正KB: Microsoftは、この認証・配信基盤の不具合を修正するため、緊急OOB更新「KB5072653」(ESUライセンス準備パッケージ)をリリースしました。
- 対処法: KB5072653をインストールし、デバイスを再起動した後、再度Windows Updateを実行することで、KB5068781のインストールが成功するようになります。
2. Windows 11 (KB5068861) の再起動不具合の追跡
「更新してシャットダウン」が意図せず再起動に化ける、または起動不能になる問題が、11月17日以降も依然としてコミュニティで話題になっています。
※ PCメーカーやマザーボードメーカーが提供する総合ユーティリティーソフトも、今回の画面暗転やシステムの不安定化といった問題を引き起こす非常に大きな原因の一つです。サポートが終了したものや、お使いのOSバージョン(Win11 25H2など)に明示的に対応していない古いバージョンは、極めて高いリスク要因となります。今回の不具合が発生している方は、こちらもお使いのOS(バージョン)に対応しているかを確認してくださいね。
※ 自作PCで、Intel/AMDの現在の省電力に対応していない古い電源ユニットを使いまわしているケースにも注意してください。Win11は、電力消費の制御が非常に厳格です。非対応のPSUでは、システムが新しい低電力モードに正しく移行できず、スリープからの復帰失敗や、バッテリーの異常な消耗(我々が追跡していた問題)を引き起こす原因となります。
特定のAMD Chipset Driverについて
これは、特定のドライバが原因というよりも、「Windows 11のカーネルが要求する最新の電源管理規格に、チップセットドライバのバージョンが追いついていない」ことが原因となります。
「特定のAMD Chipset Driverを使用」という言葉が示す具体的な状況は、以下の通りです。
1. 競合の原因となる「特定の状態」
問題を起こしているのは、主にAMD Chipset Driverの以下の機能コンポーネントです。
-
ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) コンポーネント: PCの電源状態(スリープ、シャットダウン、モダンスタンバイ)を管理する根幹の機能です。
-
SMU (System Management Unit) ドライバ: AMDのチップセットとCPUの連携や電力供給を管理するマイクロコントローラーです。
今回のKB5068861(セキュリティ更新)がWindowsの電源管理カーネルを更新した際、もしPCにその新しいカーネルと完全に互換性のない古いバージョンのAMD Chipset Driverがインストールされていると、OSがシャットダウンを命令しても、ドライバがその新しい命令を正しく処理できず、「再起動」や「ハングアップ」という形でエラーが出ます。
2. 対象となる具体的なバージョン(一般的な傾向)
問題となるのは、通常、以下のドライバを使用している場合です。
-
バージョンが古いもの全般: 最新のWindows 11のビルド(特に24H2/25H2以降)がリリースされて以降、一度もアップデートされていないAMD Chipset Driver。
-
メーカーカスタム版: PCメーカー(例:HP, Dell, Lenovo)が提供するカスタムバージョンのAMD Chipset Driverが、最新のAMD汎用ドライバに比べて更新が遅れている場合。
結論:
「特定のAMD Chipset Driver」とは、その時点での最新のWindows 11のビルド(KB5068861が適用されたOS)に対して、AMD社が動作を保証していない古いACPI/電源管理コンポーネントを含むドライバを指します。
この不具合の解決策は、速やかにAMD公式サイトから最新のChipset Driverをダウンロードして適用することしかありません。
まとめ
11月17日以降、「KB5068781」インストール失敗障害は全国的な規模となり、翌日修正パッチが公開されています。ESU利用者は「KB5072653」の手動適用・更新確認が推奨されており、Windows 11でも一部起動・再起動関連不具合が続報中です。迅速なパッチ適用と不具合情報の定期確認が重要となっています。
2025/11/17 09時30分:【新規特定】Chrome画面暗転が多発。M/B基盤の古さなども影響か?
KB5068861適用後、特にGoogle ChromeなどのWebブラウザー利用中に、画面が一瞬暗転する、または激しくちらつくという報告が増加しています。この現象は、多くの場合、システムへのダメージが大きいDWM.exe(デスクトップウィンドウマネージャー)のクラッシュを示唆しています。
参考記事:【速報】2025/11/12定例更新後のデスクトップ画面暗転について【2025/11/17】
問題の根源:KBと古い基盤の競合
- 原因: 今回のKBに含まれるグラフィック関連の変更と、古いマザーボードのチップセットドライバやUEFI(例: AMD B450世代など)との整合性が取れていないことが最大の原因です。
- ユーティリティ競合: また、MSI Afterburnerなどのカーネル権限を持つハードウェア制御ユーティリティが、DWMの最新の描画要求と衝突を起こしている可能性も極めて高いです。
即座に試すべき対処法

新たな障害の状況(2025年11月14日07:00時点)
KB5068861(Win11)およびKB5068781(Win10 ESU)の配信から約3日が経過し、現時点で確認されている新たな障害および顕著になっている問題は以下の通りです。
1. Windows 11 (KB5068861) での報告
1.1. 致命的な問題・インストール関連
- インストール状況: 現時点で、広範囲な起動不能や致命的なシステムクラッシュといった重大障害は報告されていません。KBのインストール自体は、大部分のPCでスムーズに完了しています。
- タスクマネージャー問題の継続: 既知の問題としてリストされている「タスクマネージャーのプロセス残留」に関するユーザー報告は続いています。KB5068861で修正されたかどうかの明確なフィードバックはまだ少ないですが、引き続きプロセスがバックグラウンドに残り、リソースを消費する可能性があります。
- SSD認識/システムリセット障害:一部で発生しているようです。現状、再起動してみるという以外の対応策はありません。(継続調査となります)
1.2. 懸念される機能関連の副作用
- スタートメニュー/UIの競合: 先月のKBから続く、サードパーティ製UIカスタマイズツール(StartAllBack等)との競合によるクラッシュや画面真っ暗の報告が、KB5068861適用直後にも引き続き上がっています。これは、OSのシェルが新機能(カテゴリビューなど)で完全に確定したことによる、恒久的な互換性リスクです。
- Smart Card/PKI関連: 前述の通り、認証ミドルウェアが古い環境では、KB適用後に認証エラーが発生しています。
2. Windows 10 (ESU) での報告
- KB5068781 (ESU KB):
- インストール状況: ESUライセンスが有効なデバイスでは、KB5068781はスムーズにインストールされています。
- ESU認証の修正: ESU登録ウィザードが失敗する問題に対するOOBパッチ(KB5071959)が事前に適用されたこともあり、広範囲な登録失敗の報告は発生していません。KBの役割通り、認証されたPCへのセキュリティ更新は正常に行われています。
ESUの登録に失敗の救済策について
現時点では依然として、(手元PCでは)KB5071959のMSアップデートカタログからのスタンドアローン版の入手ができません。
2025 年 11 月 11 日 — KB5071959: Windows 10バージョン 22H2 (OS ビルド 19045.6466) 帯域外のページでの入手方法の記述は以下のようになっていて、通常のWinUp操作からの入手以外の方法はないようです。
PB5071959が配信されない場合に、ユーザー側で対応できる方法としては最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされているかどうかを確認するしかありません。
SSUもMSアップデートカタログからのダウンロードができませんので、次のようにしてみてください。
- SSUが同梱されている10月第二週のKB5066791が導入されているか確認する。
- KB5066791が導入されているされている場合は、一旦KBアンインストール後に再度導入してみる。
それでもだめな場合は現状待つしかありません。
この更新プログラムの入手方法
この更新プログラムをインストールする前に重要 最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) がインストールされている必要があります。 Windows 更新プログラムを適用する前に最新の SSU をインストールしないと、最新の SSU がインストールされるまで Windows 更新プログラムが提供されない可能性があります。
この更新プログラムのインストール
この更新プログラムをインストールするには、次の手順に従います。
[Windows Update設定] ページに移動し、[更新プログラムの確認] を選択します。
この帯域外 (OOB) 更新プログラム (KB5071959) をインストールし、デバイスを再起動してインストールを完了します。
【継続】スマートカード認証のトラブルが継続、レジストリ回避策あり
10月以降のセキュリティ更新(KB5066835, KB5068861など)で発生したスマートカード認証に関するトラブルは、依然として報告が続いており、今回のKB適用後も影響が注視されています。
継続中の主な認証問題(Win10/11共通)
- 32ビットアプリケーションでの認証失敗: 従来のCSP(Cryptographic Service Provider)が認識されず、証明書の利用や電子署名が正常に行えない。
- エラーの現象: エラーメッセージとして「invalid provider type specified」や「CryptAcquireCertificatePrivateKey error」が表示される場合がある。
暫定的な回避策(上級者向け)
この問題は、OSの暗号化サービスがKSP(新しい方式)を強制し、古いシステムが対応できていないことが原因です。認証アプリケーションのアップデートが提供されるまでの暫定措置として、以下のレジストリ操作で一時的に従来のCSPアクセスを復旧できる場合があります。
Microsoftは引き続き認証アプリケーションの更新を強く推奨しており、影響を受ける環境では最新の認証ミドルウェアへの移行が最重要です。
Q&A (2025/11/17時点)
Q1. 今回のセキュリティ更新KB5068861は、すぐに適用すべきですか?
A. はい、セキュリティの観点から速やかに適用すべきです。多数の脆弱性が修正されています。ただし、適用前に必ずデスクトップUIカスタマイズツールをアンインストールまたはリセットしているか確認してください。
Q2. タスクマネージャーを閉じてもプロセスが残る不具合(プロセス残留)の確実な対処法はありますか?
A. はい、Microsoftから公式の回避策が提示されています。タスクマネージャーを手動で終了させる代わりに、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、残留プロセスを強制終了させてください。
taskkill.exe /im taskmgr.exe /f
Q3. 【最優先】KB適用後、Webブラウザ利用中に画面が暗転・ちらつく不具合が発生しました。原因と対処法は?
A. これは、Windowsの描画システム(DWM)と、古いチップセットドライバやハードウェア制御ユーティリティが競合した結果です。最も確実な対処法は、Chromeの設定から「ハードウェアアクセラレーション」をオフにすることです。また、GPUリセット(Win+Ctrl+Shift+B)も有効です。
Q4. KB5068781(Win10 ESU)でSmart Card認証の厳格化がありましたが、問題は出ていますか?
A. KB配信直後のため、広範囲な認証障害の報告はまだありません。しかし、KBの内容により、古いスマートカードリーダーや、CSP (暗号化サービス プロバイダー) に依存する独自のセキュリティアプリで認証が失敗するリスクがあります。該当する場合は、認証機能の動作を慎重に確認してください。
記事中の専門用語の解説
- DWM (Desktop Window Manager)
- Windowsの描画管理システム。デスクトップの視覚効果(透明性、ライブサムネイル、ウィンドウ描画など)を統合して管理しています。このDWMがクラッシュすると、画面が暗転したり、ちらついたりする現象が発生します。
- ハードウェアアクセラレーション
- Webブラウザーやアプリケーションが、画面描画の処理をCPUではなくGPU(グラフィックボード)に任せて高速化する機能。DWMやドライバと競合すると、画面のちらつきを引き起こします。
- CSP / KSP (暗号化プロバイダー)
- CSP(旧方式)とKSP(新方式)は、デジタル証明書(Smart Cardなど)の秘密鍵を扱うための暗号化サービス。今回のKBで、古いCSPの使用が厳格に拒否されました。
最後に
記事を最後までお読みくださりありがとうございました。
この記事は、次の更新プログラムが配信されるまで、新たな不具合報告などを追跡し、情報を随時追記していきます。更新情報がありましたら、またご確認ください。
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今回の記事は以上となります。
記事へのご質問やフィードバックについて
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